菅原 綾子
経歴
施工管理の仕事をしていた父の影響から建築が好きになり、建築業界へ。
工事部で数少ない女性社員として施工管理に携わる。現在では環境にも慣れたが、気負って無理をした時期もあり、工事部女性のよりよい働き方を考えていきたい。
入社後の成長を支える教育プログラム
現在、新入社員向けの技術研修の企画・運営を担当しています。これまではマナー研修やパソコン研修が中心でしたが、現場に配属されたときの不安を少しでも減らしたいという思いから、施工管理の仕事に直接関わる内容を学べる研修を新たに作りました。
研修では、安全管理の基礎や施工管理の全体的な流れ、測量の方法、図面の見方、現場で使用するアプリの操作方法などを学びます。また、現場で頻繁に使われる専門用語も繰り返し学習し、配属後に戸惑わないよう準備を進めています。もちろん、研修だけですべてを覚えることはできません。しかし、現場に出たときの「取っかかり」を作ることで、少しでもスムーズにスタートできるようにしたいと考えています。
配属後も続く勉強会とフォロー体制
教育は研修で終わりではありません。実際の現場では、現場所長のもとでOJTを通じて仕事を覚えていきます。その一方で、会社としても月1回の若手勉強会や定期的な研修を実施し、継続的なフォローを行っています。
また、技術的な成長を可視化するためにスキルマップも導入しました。自分に何ができていて、何が不足しているのかを把握しながら成長できる仕組みづくりにも取り組んでいます。安全パトロールなどで現場を訪れた際には、若手社員へ積極的に声を掛けるようにもしています。私自身も若手の頃、相談しやすい先輩や上司にかなり助けられた経験があります。私が相談しやすい環境をつくり、困ったことがあれば気軽に話せる存在でありたいと思っています。
9年間の施工管理経験を教育に活かす
私は入社以来9年間、施工管理職として現場を経験してきました。そのうち2つの現場では現場所長を務め、現在は教育担当として新入社員研修の企画や若手社員のフォロー、所長昇格者のサポートなどを担当しています。施工管理の仕事は覚えることが多く、入社したばかりの頃は知らない言葉や初めて見る仕事ばかりでした。私自身も、覚えることが多く、メモをたくさんとってもピンときていないことがありました。経験を積んで改めて理解できる内容も多々あり、当時の現場メモは今でも大切に保管しています。だからこそ今は、若手社員がどこで悩み、どこでつまずくのかがよく分かります。初めて所長を任された現場では、工程や品質だけでなく予算管理も含めてすべての責任を負う立場になりました。現場でトラブルが起きれば自分で判断しなければなりません。正直、不安もありました。その経験があったからこそ、今は若手社員が抱えるプレッシャーも理解できます。教育担当として大切にしているのは、そうした経験を活かしながら、一人ひとりの不安に寄り添うことです。
「答え」ではなく「考え方」を伝える
若手社員から相談を受けるとき、私が意識しているのは答えだけを教えないことです。私自身成長できたのは「なぜそうなるのか」を先輩にどんどん聞いていたからだと思います。現場では、過去に経験したことがそのまま正解になるとは限りません。同じ建物は一つとしてなく、現場ごとに条件も違います。そのため、「こうした方がいいよ」と答えを伝えるだけでなく、「なぜそう考えるのか」という考え方まで説明するようにしています。
また、自分の経験だけで話をするのではなく、仕様書や図面を確認しながら根拠を示して説明することも大切にしています。施工管理は、自分で考える力が求められる仕事です。だからこそ、「そういうものだから」で終わらせるのではなく、自分自身で判断できる力を身につけてほしいと思っています。
若手社員を支える伴走型サポート
内藤工務店では、若手社員が早い段階から大きな役割に挑戦する機会があります。実際に4年目で現場所長を任されている社員もいます。私自身、4年目の頃にそこまでの責任を担うことは想像できませんでした。だからこそ、必要に応じて打ち合わせに同席したり、工程や予算管理の相談に乗ったりしながらサポートしています。ただし、何でも代わりにやるのではなく、自分で考え、自分で成長できるよう見守ることも大切です。この前も、以前一緒に現場を担当していた若手社員の現場を見に行く機会がありました。少し意地悪かなと思いながら、現場の仕様について質問してみたんです。すると、しっかりと根拠を持って説明してくれて。「いつの間にか頼もしくなっているな」と感じて、とても嬉しくなりました。若手社員が自分で考え、自分で判断できるようになっている姿を見ると、成長を実感しますし、教育に携わるやりがいも感じます。挑戦する機会と支えてくれる仲間、その両方があることが当社の強みだと思っています。
学生のみなさんへ
施工管理の仕事は、多くの人と協力しながら建物を完成させていく仕事です。責任も大きいですが、その分完成したときの達成感は何にも代えがたいものがあります。建築を学んできた方でも、実際の現場では新しく覚えることがたくさんあります。だからこそ、入社前に完璧である必要はありません。大切なのは、「なぜだろう?」と考えることを楽しめること、そして人との関わりを大切にできることだと思います。
また、施工管理は、一人で完結する仕事ではありません。職人さんや協力会社の方々、お客様、社内の仲間など、多くの人と関わりながら進めていきます。相手に興味を持ち、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が成長につながります。分からないことを素直に聞ける人、疑問を持ちながら学べる人は必ず成長できます。私たちも全力でサポートしますので、困ったときには周りに頼りながら、一緒に成長していきましょう。

話してくれた人
菅原 綾子
2017年4月入社 工事部 所長
休日は散歩をしながら街を歩いたり、ライブに行ったりして過ごしています。最近は楽器の演奏も楽しんでいて、仕事とは違うことに集中する時間が良い気分転換になっています。
